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あたらしいメディア

1995年をテーマにした

那智勝浦発

あの頃を掘り起こす

1995年。ぼくらがまだ少年だった頃。マンガが、アニメが、音楽が空前のブームを迎えていた頃。ぼくらは本州最南端の小さな町で、限られた情報を必死で集めながら、ストリート音楽やファッション、スケボーに熱中していた。主流ではなかったけれど、それらは確かに町の片隅で、ぼくらを突き動かしていた。

ぼくらが青春を過ごした勝浦では、「アカトウ」がスケーター達のたまり場だった。随分色あせてしまったけれど、いまでも「アカトウ」。あのころを思い出すための、ささやかな灯台として、ぼくらのメディアに名前を借りることにした。

skater

紀伊勝浦駅前商店街の「カフェ雨間」の店主。1981年生まれ。那智勝浦町で生まれ育ち、大都会から遠く離れた故郷の港町で、サブカルチャーに傾倒した10代を過ごす。大学進学をきっかけに町を離れ上京。大学卒業後、東京のカフェで5年の修行を行い、故郷の那智勝浦でカフェ雨間をオープン。当時、若者が過ごせる唯一のカフェとして、密かな注目を集めた。現在はカフェを切り盛りしながら、メディア「アカトウ」の立ち上げと運営を行っている。

アカトウへの想い
コンプレックスまみれで、他人の目を気にして、とにかくイケている人間になりたかったあの頃――90年代。熱中したスケボーとストリートカルチャー。友人の影響でハマり、小遣いのすべてを注ぎ込んだアンダーグラウンドな音楽。肥大した自意識とカウンターの精神を持て余しながら、必死で雑誌とラジオにかじりつき、情報をディグり続けた10代の放課後。

痛々しくて振り返ることができなかったあの頃も、40代に入ってようやく、懐かしく話すことができるようになった。そして、気づいた。90年代のカルチャーには、やっぱりいまでも心を揺らす熱がある。この感覚を、ようやく言葉にできるようになった。

この熱がまだ身体の中に眠っている人、まだ燃え盛っている人に、じんわりとした共感を。この熱を知らない人、熱が冷めてしまった人に、ささやかな火種を届けたい。港町の片隅の小さなカフェから、日本中のぼくらへ。

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カフェ雨間の定番スイーツであるガトーショコラやバスクチーズケーキを、通販用にも準備しました。地元の特産品や、アカトウブランドのグッズも追加予定。ぜひご覧ください。

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2012年、紀伊勝浦駅前商店街にオープン。お酒を飲む人はもちろん、「お酒を飲まない人も夜まで楽しめる」をコンセプトに、スイーツからランチ、マグロ料理、カクテルまで幅広い料理・飲み物を揃えています。

CAFE

和歌山県那智勝浦にあるカフェ

COFFEE IS SO NICE

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